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著者: 阿彦忠之
所属機関:
ページ範囲:P.1060 - P.1060
文献購入ページに移動その後もMCに替わる新しい用語は生まれなかったものの,救急医療を取り巻く環境が厳しさを増す中で,救急医療の質を高め,救急医療を救うための取り組みは確実に進化(深化)しています.「救急医療は崩壊の危機」といった報道もなされますが,今号の特集論文を通読すると,明るい光もたくさん見られました.救急医療に関する地域住民の理解と住民参加型活動の重要性,「守りの救急医療」から「攻めの救急医療」への転換,DMATで代表される標準化とシステム化を包含した人材育成が平時の救急医療体制の強化という波及効果を生んでいること,などです.そして何よりも,救急医療を救うことが「医療再生」の必須条件であり,それが可能であることを実感した特集でした.
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