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文献詳細

雑誌文献

公衆衛生74巻2号

2010年02月発行

連載 ドラマティックな公衆衛生―先達たちの物語・14

生命のための政治―深沢晟雄

著者: 神馬征峰1

所属機関: 1東京大学大学院医学系研究科・国際地域保健学教室

ページ範囲:P.153 - P.156

文献概要

「…本来は国がやるべきことをやっていない.だから沢内がやるんだ.国は,必ずあとからついてくる」(深沢晟雄)(文献1),p172)

 

 深沢晟雄[1905(明治38)年12月11日~1965(昭和40)年1月28日]は,岩手県沢内村の村長.東北大学法文学部を昭和6年に卒業.その後上海銀行,台湾総督府,満州拓殖公社を経て,終戦時は北支開発山東鉱業会社溜川炭鉱に務め,終戦後の昭和21年に帰郷.一時,佐世保造船所の次長となるが,29年に再度帰郷し,沢内村の教育長,助役を経て,昭和32年の5月,村長となる.

参考文献

1) 及川和男:村長ありき―沢内村 深沢晟雄の生涯.新潮社,1984
2) 菊池武雄:自分たちで生命を守った村.岩波書店,1968
3) 太田祖電,増田進,田中トシ,上坪陽:沢内村奮戦記―住民の命を守る村.あけび書房,1983

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1170

印刷版ISSN:0368-5187

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