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著者: 品川靖子
所属機関:
ページ範囲:P.180 - P.180
文献購入ページに移動三砂先生は,戦後60年間の日本人女性のライフスタイルにおける一番大きな変化は,外で賃金労働しながら家庭を持っている現代女性の「忙しさの質」が変わったことではないかと書いておられます.
野崎先生は,初産年齢の高齢化と出産回数の減少が生涯における月経回数の増加をもたらし,このライフサイクルの変化が月経困難症や子宮筋腫,子宮内膜症,月経前症候群(PMS)といった健康リスクをもたらしたこと,そして,就労女性が増加している社会環境では,これらの疾患が女性の日常生活におけるQOLを著しく低下させる要因となっていると述べておられます.
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