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文献詳細

雑誌文献

公衆衛生74巻3号

2010年03月発行

文献概要

連載 人を癒す自然との絆・8

犬に読み聞かせをする

著者: 大塚敦子

所属機関:

ページ範囲:P.224 - P.225

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 アメリカでは,子どもたちが犬に読み聞かせをする,「R.E.A.D.プログラム」というのが盛んに行われている.R.E.A.D.とは,“Reading Education Assistance Dogs”のこと.つまり「読書介助犬」というような意味だ.

 国立教育統計センターが,アメリカ国民の読み書き能力を調べるために行った2003年の調査では,基礎レベル以下とされた大人は人口の15%にあたる3,400万人(内1,100万人は英語が母語でない人).これらの人々の55%は高校を卒業しておらず,44%が貧困ライン以下の生活をしているという.このような現実も,R.E.A.D.プログラムのような新しい発想が支持されている理由の1つだろう.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1170

印刷版ISSN:0368-5187

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