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文献詳細

雑誌文献

公衆衛生74巻4号

2010年04月発行

文献概要

視点

公衆衛生行政の中の地方衛生研究所の位置付けとこれから

著者: 吉村健清1

所属機関: 1福岡県保健環境研究所

ページ範囲:P.262 - P.263

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はじめに

 1967年に大学を卒業して以来,筆者は大学の場で疫学,公衆衛生を専門として予防医学の教育・研究にあたってきた.2004年4月に縁あって地方衛生研究所に勤めることとなった.大学時代の友人の質問,「保健環境研究所って何をしているの?」.私自身,赴任した研究所とはもう何十年も仕事上の交流がありながら,地方衛生研究所(以下,地衛研)の全貌についてほとんど知らなかったことに気づかされた.

 そこで,これまでの自分の不明を恥じながら,本稿では公衆衛生行政(厚生労働省,国立研究所,地方自治体,保健所など)の中での地衛研の役割について述べ,今後の望まれる姿について触れたい.

参考文献

1) 厚生事務次官:地方衛生研究所の機能強化について.平成9年3月14日 厚生省発健政第26号.URL:http://www.chieiken.gr.jp/somu/eikenyoukou.html
2) 織田肇,他:健康危機管理のための地方衛生研究所のあり方(提言).平成18年度 厚生労働科学研究費補助金(健康科学総合研究事業)地方衛生研究所のあり方および機能強化に関する研究 分担研究報告書,2007

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1170

印刷版ISSN:0368-5187

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