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文献概要
連載 人を癒す自然との絆・9
コミュニティ・ガーデンに居場所を見つけて
著者: 大塚敦子
所属機関:
ページ範囲:P.314 - P.315
文献購入ページに移動ヒルトップ地区は,以前は麻薬中毒者やホームレスの人々がたむろし,通りすがりに人を撃つドライブ・バイ・シューティングなども頻発する危険な地域だったという.それが,庭ができ,「カソリック・ワーカーズ」の有志や市民が,ホームレスの人々とともにオーガニックの野菜作りを始めてから,それまでこの地域には近づかなかった人たちが訪れるようになった.CSA(Community Supported Agriculture)という日本の生協に似たシステム(自分がサポートする畑の収穫物を直接買う)を始めて以来,新鮮なオーガニック野菜を買いにくるミドルクラスの人たち,庭仕事を手伝いにくるボランティアの学生たちなどの往来で,地域の雰囲気はずいぶん変わったという.
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