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連載 衛生行政キーワード・64
「高次脳機能障害」について
著者: 高城亮1
所属機関: 1厚生労働省障害保健福祉部企画課
ページ範囲:P.348 - P.350
文献購入ページに移動高次脳機能障害とは,外傷性の脳損傷や脳血管障害などの後遺症として,記憶障害,注意障害,遂行機能障害,社会的行動障害などを伴う障害です.こうした高次脳機能障害を持つ方は,障害そのものによる生活上の困難に加え,外見上わかりにくいという特性もあり,当事者,家族だけでなく,周囲の人々もどう対応してよいか困惑することが多い.したがって,高次脳機能障害を持つ方が安心して地域で暮らしていくためには,医療従事者,障害福祉サービス事業者,自治体職員,家族,当事者と接する関係者が,適切な知識を共有して当事者を支えていくことが必要です.
本稿では,こうした高次脳機能障害について,現状や国等の取り組みや,高次脳機能障害の方が活用可能なサービスの例を紹介します.
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