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文献詳細

雑誌文献

公衆衛生74巻5号

2010年05月発行

文献概要

特集 自然毒 刺傷・咬傷―野外危険生物 生物による刺傷・咬傷:最近の話題

②トコジラミ(ナンキンムシ)

著者: 元木貢1

所属機関: 1アペックス産業株式会社

ページ範囲:P.397 - P.399

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はじめに

 1960年代後半まで日本でも発生がよく見られ,その後,減少の一途をたどっていたトコジラミの被害が,ここ数年,ホテルや簡易宿泊施設,マンションを中心に急増している.被害経験が少ない人が多いため,何が原因かわからず,その分被害が広がる傾向がある.また,最近屋内の害虫駆除に用いられるピレスロイド剤は効力が低く,今後さらに増加することが懸念される.

参考文献

1) 大森南三郎:ナンキンムシとその駆除.生活と環境22:55-62,1977
2) 夏秋優:トコジラミの吸血行動と皮膚反応.衛生動物60(SUPPLEMENT):81,2009
3) 大滝倫子,他:トコジラミ刺症の4症例.衛生動物58(2):119,2007
4) 神戸新聞2004年6月29日版
5) 谷口敬敏,他:トコジラミの殺虫剤感受性について.第23回ペストロジー学会大会要旨,p27,2007
1) 鈴木猛,緒方一喜:日本の衛生害虫―その生態と駆除.新思潮社,1968

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1170

印刷版ISSN:0368-5187

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