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特集 自然毒 刺傷・咬傷―野外危険生物 生物による刺傷・咬傷:最近の話題
②トコジラミ(ナンキンムシ)
著者: 元木貢1
所属機関: 1アペックス産業株式会社
ページ範囲:P.397 - P.399
文献購入ページに移動1960年代後半まで日本でも発生がよく見られ,その後,減少の一途をたどっていたトコジラミの被害が,ここ数年,ホテルや簡易宿泊施設,マンションを中心に急増している.被害経験が少ない人が多いため,何が原因かわからず,その分被害が広がる傾向がある.また,最近屋内の害虫駆除に用いられるピレスロイド剤は効力が低く,今後さらに増加することが懸念される.
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