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森と木と―「公衆衛生」をめぐって
著者: 西正美1
所属機関: 1学校法人浅ノ川学園金沢看護専門学校
ページ範囲:P.540 - P.541
文献購入ページに移動感染症の拡大防止策として,旧法の制定時代では,感染症の種類やその致命率の高さなどの要因も考慮すれば,患者隔離が最も効果の期待できる方策であった.自然治癒力に期待するしかなかった当時と,今日の医療状況は隔世の感のあることは論を俟たない.社会状況も,高速交通機関が発達し,人間や社会の相互接触の度合いが格段に広がった現代では,旧法は実情に合わないことは明白であった.
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