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文献詳細

雑誌文献

公衆衛生75巻1号

2011年01月発行

文献概要

連載 世界の健康被害・1【新連載】

「ひばく」は暮らしのなかに

著者: 鎌仲ひとみ12

所属機関: 1多摩美術大学 2国際基督教大学

ページ範囲:P.76 - P.77

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隠され続けてきた事実

 広島や長崎の原爆も,チェルノブイリ原発の事故も,過去のこととして捉えている人々が大多数だろう.核爆発も原子炉の爆発も確かに過去のことだが,それによってもたらされた「ひばく」は今も現在進行形だ.例えば2009年長崎大学の研究チームがもう亡くなった被爆者の人体の一部にプルトニウムの微粒子が残留し,今も放射線を出している様子を映像で撮影した.世界で初めてのことだった.

 チェルノブイリ原発が1万メートル上空まで噴出させた大量の放射性物質は,何度も地球の周囲を回りながら放射性下降物質を地球上のあちこちにばら撒いた.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1170

印刷版ISSN:0368-5187

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