icon fsr

文献詳細

雑誌文献

公衆衛生75巻10号

2011年10月発行

文献概要

特集 睡眠と健康

不眠症の診断と睡眠薬

著者: 山寺亘1

所属機関: 1東京慈恵会医科大学精神医学講座

ページ範囲:P.769 - P.773

文献購入ページに移動
はじめに

 睡眠障害の原因は,生物学的・心理学的・社会学的な観点から多岐に亘る.留意すべきは,原因によらず患者の主訴には,夜間の睡眠困難(不眠)と日中の覚醒困難(過眠)のいずれもがあるということである.不眠症医療の基本は,専門医への紹介が必要な患者を鑑別した後に,睡眠衛生指導を施行しながら薬物療法を併用することにある1)

 本稿では,不眠症の診断・治療,特に薬物療法を概説する.

参考文献

1) 山寺亘,他:不眠症.日本睡眠学会認定委員会睡眠障害診療ガイドワーキンググループ(監修):睡眠障害診療ガイド,pp22-31,文光堂,2011
2) 日本睡眠学会診断分類委員会(訳):米国睡眠学会睡眠障害国際分類第2版 診断とコードの手引き.医学書院,2010
3) 高橋三郎,他(訳):米国精神医学会DSM-Ⅳ-TR精神疾患の分類と診断の手引き.医学書院,2002
4) 田ヶ谷浩邦,他:一般医療機関における睡眠障害スクリーニングガイドライン.睡眠医療2:267-270, 2008
5) 日本医師会(編):自殺予防マニュアル第2版 地域医療を担う医師へのうつ状態・うつ病の早期発見と対応の指針.明石書店,2008
6) 内山真,睡眠障害の診断・治療ガイドライン研究会(編):睡眠障害の対応と治療ガイドライン.じほう,2002

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1170

印刷版ISSN:0368-5187

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら