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文献詳細

雑誌文献

公衆衛生75巻12号

2011年12月発行

文献概要

連載 人を癒す自然との絆・29

馬をとおして自分を知る

著者: 大塚敦子

所属機関:

ページ範囲:P.960 - P.961

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 近年アメリカでは,馬を使った心理療法(Equine Assisted Psychotherapy:以下,EAP)が大変盛んになっている.EAPとはどんなものか一言で言うならば,「馬との関わりをとおして自分自身を知る」ということだ.

 私は数年前からEAPに興味を持ち,EAPを実践しているセラピストや団体を取材し,自分でも実際にセッションを受けてみた.さらにはEAPのプラクティショナー養成コースにも参加してみたが,知れば知るほど,ますますその奥深さに引き込まれていく.これまで,犬や猫などの身近な動物との関わりが人間を助ける様子を多く取材してきたが,馬との関わりにはそれとはまた違う特別なメリットがあると感じる.それは,馬が人間の感情を映し出す「鏡」と言われるほど,鋭敏な感性を持った動物であるからだろう.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1170

印刷版ISSN:0368-5187

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