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文献詳細

雑誌文献

公衆衛生75巻2号

2011年02月発行

文献概要

特別記事

[対談]「研究」について語ろう

著者: 中村好一1 辻一郎2

所属機関: 1自治医科大学地域医療学センター公衆衛生学部門 2東北大学大学院医学系研究科公衆衛生学分野

ページ範囲:P.125 - P.131

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データの質の検証と活用方法

中村 東京での日本公衆衛生学会のメインシンポジウム(2010年10月27日)で「科学的根拠に基づく公衆衛生政策」をテーマに,われわれ二人で座長をつとめました.まず辻先生,感想からいかがですか.

辻 「根拠と疫学データ」という話で言うと,私がこの業界に入って約20年ですが,その頃と比べると格段の差がありますね.5万,10万人規模のコホート研究がどんどん出てきて,それを全国的にプールする動きも進み,日本人のためのがん予防のエビデンスなどが国民向けにも情報発信されてきて,データの質も高くなりました.その反面,大規模なRCT(Randomized Controlled Trial)は,国際的に見てもだいぶ遅れていますね.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1170

印刷版ISSN:0368-5187

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