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文献概要
予防と臨床のはざまで
さんぽ会×NPO健康教育士養成機構共催,特定保健指導シンポジウム
著者: 福田洋1
所属機関: 1順天堂大学医学部総合診療科
ページ範囲:P.164 - P.164
文献購入ページに移動まず主題総説として飯島美世子氏(東京工科大学産業保健実践研究センター)が,特定保健指導の光と影について解説されました.制度の周知不足やデータのXML化に伴う混乱,受診率・実施率・継続率の伸び悩み,重症域・メンタル・がんの合併などの困難事例の存在,40歳では予防施策として遅すぎる点など課題(影)を列挙するとキリがありませんが,一方で「メタボ」という言葉が広まった点,保健指導技術が浸透した点,喫煙率をはじめとする様々なデータが健保に集積した点など,職域にもたらされたメリット(光)も感じられています.10月に公表された日本公衆衛生学会の「特定健診・特定保健指導に対する要望書案」も踏まえ,今後は従業員・事業所・健保の3者にメリットある取り組みが求められる,とまとめて頂きました.
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