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特集 超高齢社会に備える
超高齢社会に備えた介護予防プログラム―科学的知見に基づく課題と展望
著者: 武林亨1
所属機関: 1慶應義塾大学医学部衛生学公衆衛生学
ページ範囲:P.285 - P.288
文献購入ページに移動加齢とともに進展する身体機能,精神機能の低下は,日常生活活動度やクオリティオブライフ(QOL)の低下をもたらす.こうした機能低下の予防や活動性の維持・増進を図る介護予防が公衆衛生上の重要な課題であることは,超高齢社会を迎えるわが国にとって論を俟たない.一方で,2006年に導入された介護予防事業の有効性については,未だ十分な答えを持たない段階である.
本稿では,2009年度日本公衆衛生協会「介護予防に係る総合的な研究事業」の1つである「介護予防に関する科学的知見の収集及び分析委員会(以下,委員会)」において行った,介護予防プログラムの有効性に関する文献の系統的な収集と分析・評価の結果を中心に紹介する.
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