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連載 人を癒す自然との絆・21
日本初の動物介在矯正プログラム
著者: 大塚敦子
所属機関:
ページ範囲:P.314 - P.315
文献購入ページに移動アメリカの刑務所では介助犬訓練など動物を介在した矯正プログラムなどがあちこちで行われているが,日本にはこれまでひとつもなかった.それが,2009年4月から日本初の試みが始まり,この原稿を書いている1月末現在は,ちょうど2期目のプログラムが終了したばかり.元気いっぱいに育ったパピーたちは,まもなく盲導犬になるための本格的な訓練に入る.これは訓練生の更生のためのプログラムというだけではなく,不足している盲導犬を一頭でも多く視覚障害者のもとに送り出すための大切な社会貢献事業でもあるのだ.1期目は11人の訓練生が3頭のパピーを,2期目は30人が5頭を育てた.
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