icon fsr

文献詳細

雑誌文献

公衆衛生75巻4号

2011年04月発行

文献概要

連載 保健活動のtry! 学会で発表しよう 論文を執筆しよう・1【新連載】

なぜ,成果を報告しなければならないのか(本連載の主旨)

著者: 中村好一1

所属機関: 1自治医科大学公衆衛生学教室

ページ範囲:P.316 - P.320

文献購入ページに移動
ごあいさつ

 本誌『公衆衛生』の編集委員会から連載を依頼されるのは2回目のことである.最初は今からさかのぼること10余年前に,「何か良い連載はありませんかねぇ?」と持ちかけられ,2000年1月~2002年1月までの25回に亘って「疫学:もう一度基礎から」を連載させて頂いた1).この連載はその後,単行本『基礎から学ぶ楽しい疫学』(いわゆる黄色本)として医学書院から刊行され,疫学の入門書としては破格の大ベストセラーとなっている2).しかし,このときに決意したのは「もう,雑誌の連載は2度としないぞ」ということであった.とにかく,毎月一定量の原稿を期限付きで書くということは,いつ胃に穴が開いてもおかしくないほどのストレスであった.

 ところが時間の経過というのはありがたい(恐ろしい)もので,今回の連載の話が電話でもたらされた時に,「ハイハイ!」と二つ返事で引き受けてしまった.「このテーマで書いても良いな(書きたいな)」と思っていたのが伝わったのかもしれない3).そろそろ「脚注から読む論文執筆法」4)というのを書いても良いかも,と思っていたのかもしれない.いずれにしても引き受けたからには,『公衆衛生』誌の看板連載にふさわしいものになるように努力する所存なので,連載がいつまで続くか分からない5)が,読者諸氏にもお付き合い頂きたい.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1170

印刷版ISSN:0368-5187

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら