文献詳細
特集 基礎から学ぶ食品衛生
文献概要
安全性評価の手法としてのリスク分析(リスクアナリシス)
リスク分析は「どんな食品にもリスクがあるということを前提に,リスクを科学的に評価し,適切な管理をすべき」との考え方がベースになっており,国際食品規格委員会(FAO/WHO/Codex)でもリスクを制御する有効性が認められていて,Codex加盟国で広く採用されている.
平成15年7月1日に食品安全基本法が施行され,国民の健康の保証を最優先とする食品安全行政の確立をめざすことが目的とされた.これに伴い,わが国でもリスク分析の手法の導入が図られるとともに,内閣府に食品安全委員会が設置され,食を介して人の健康に与える影響について,科学的に客観的かつ中立公正な立場で評価を行っている.
リスク分析は「どんな食品にもリスクがあるということを前提に,リスクを科学的に評価し,適切な管理をすべき」との考え方がベースになっており,国際食品規格委員会(FAO/WHO/Codex)でもリスクを制御する有効性が認められていて,Codex加盟国で広く採用されている.
平成15年7月1日に食品安全基本法が施行され,国民の健康の保証を最優先とする食品安全行政の確立をめざすことが目的とされた.これに伴い,わが国でもリスク分析の手法の導入が図られるとともに,内閣府に食品安全委員会が設置され,食を介して人の健康に与える影響について,科学的に客観的かつ中立公正な立場で評価を行っている.
参考文献
1) 河合亮子:食品安全委員会のリスク評価(1).食衛誌51(1):J-1―J-5,2010
2) 一色賢司(編):食品衛生学第3版.東京化学同人,2010
3) 食品安全委員会:食品安全vol.3リスク評価を理解する,2004
4) 薬事・食品衛生審議会食品衛生分科会農薬・動物用医薬品部会資料,ピリダリル.平成22年10月22日
5) 厚生労働省:食品中の残留農薬検査結果等の公表について(概要).平成20(2008)年10月29日
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