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文献詳細

雑誌文献

公衆衛生75巻7号

2011年07月発行

文献概要

特集 健康危機兆候のモニタリング

健康危機兆候の早期把握の重要性と今後の対応―公衆衛生モニタリング・レポート委員会の活動から

著者: 原田規章12

所属機関: 1山口大学大学院医学系研究科環境保健医学分野 2日本公衆衛生学会公衆衛生モニタリング・レポート委員会

ページ範囲:P.510 - P.514

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 社会の変化に伴って発生する様々な健康リスクは早期に把握されることは少なく,健康影響が発生してからも社会的対応は遅れることが多い.既知ではあるが未解決の健康リスク,新たに発生しつつある健康リスク,さらに将来の潜在的な健康リスクをモニタリング,アセスメントし,その対策の方向性を含めて先見的にレポートすることは,人々の健康を維持し向上させるために重要である.

 本稿では,日本公衆衛生学会に設けられた「公衆衛生モニタリング・レポート委員会」の活動と課題を中心に述べる.

参考文献

1) 日本公衆衛生学会理事長/實成文彦:経済変動期の自殺対策のあり方に関する提言.日本公衛誌57(2):71-72,2010
2) 日本公衆衛生学会公衆衛生モニタリング・レポート委員会:公衆衛生モニタリング・レポート(1)経済変動期の自殺対策のあり方について.日本公衛誌57(5):415-418,2010
3) 同(2)食品危機事前対応に関する提言.日本公衛誌57(12):1098-1100,2010
4) 同(3)子どもの健康と社会格差;低出生体重の健康影響.日本公衛誌58(3):212-215,2011
5) 平川秀幸:リスクガバナンスのパラダイム転換―リスク/不確実性の民主的統治に向けて.思想973:48-67,2005
6) 藤野善久,松田晋哉(監訳):健康影響評価―概念・理論・方法および実施例.社会保険研究所,2008

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1170

印刷版ISSN:0368-5187

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