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文献詳細

雑誌文献

公衆衛生75巻7号

2011年07月発行

文献概要

特集 健康危機兆候のモニタリング

先天異常モニタリングの有用性と今後の展望

著者: 平原史樹12

所属機関: 1横浜市立大学大学院医学研究科生殖生育病態医学 2横浜市立大学医学部 横浜市立大学国際先天異常モニタリングセンター

ページ範囲:P.533 - P.537

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はじめに

 ヒトも生物である限り,先天異常はある頻度で必ず発生する.その原因になりうる環境因子・外的因子の関与に対しては,予防医学的立場から回避しうる要因であり,つねに監視,モニタリング体制をとってサーベイランスすることが重要なこととなる.

 本稿では健康リスク評価としての先天異常モニタリングがいかなる位置付けでどのように行われているかを紹介し,その課題を探ることにする.

参考文献

1) 平原史樹:先天異常発生要因への対応.先天異常症候群辞典(日本臨床別冊),pp67-72, 2001
2) 平原史樹:先天異常モニタリング;わが国と世界の取り組み.日本産科婦人科学会雑誌59(9):N246-250, 2007
3) 平原史樹:先天異常と内分泌攪乱化学物質.産婦人科の実際52:2281-2287, 2003
4) Dolk H:Rise in prevalence of hypospadias. Lancet 351:770, 1998
5) Yiee JH, Baskin LS:Environmental factors in genitourinary development. J Urol 184:34-41, 2010
6) 国際先天異常監視研究機構(ICBDSR)ホームページ http://www.icbdsr.org

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1170

印刷版ISSN:0368-5187

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