公衆衛生75巻7号

2011年07月発行

連載 リレー連載・列島ランナー・28

国際保健のスキルを故郷へ

著者： 四方啓裕¹

所属機関： ¹福井県嶺南振興局若狭健康福祉センター

ページ範囲：P.567 - P.570

はじめに

　このエッセイを執筆中に東日本大震災が発生し，その後全国の公衆衛生職の皆さんが被災地で支援活動に従事されています．震災により被災された方々に心からお見舞い申し上げますとともに，支援活動に当たっておられる皆さまに心から敬意を表します．

　さて，このたび山梨県峡東保健福祉事務所の藤井充先生からバトンを受け継ぎました．藤井先生とは平成22年の夏に(財)日本公衆衛生協会と全国衛生行政研究会が姫路市で共催した保健所技術系職員研修でお目にかかりました．若々しい研修生が多いなかで，初々しい「中年期医師」同士ということで，親しくさせていただいたわけです．

参考文献

1) 高野健人：健康の社会的決定要因とそれに対する健康政策の国際的動向―健康都市プロジェクト．公衆衛生73(7):6-10, 2009

2) 上野宏，上野真城子(訳)：政策評価入門―結果重視の業績測定．東洋経済新報社，2004

3) 平野かよ子，尾崎米厚(編)：事例から学ぶ保健活動の評価．医学書院，2001