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文献詳細

雑誌文献

公衆衛生75巻8号

2011年08月発行

文献概要

列島情報

学校におけるフッ化物洗口

著者: 日置敦巳1

所属機関: 1岐阜県健康福祉部

ページ範囲:P.599 - P.599

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 岐阜県山県市(人口約3万人)では,2003年に厚生労働省から「フッ化物洗口ガイドライン」が示されたのを機に,2004年以降,市内すべての保育所・幼稚園(11施設),小学校(11校),中学校(3校)においてフッ化物洗口の取組が行われるようになった.

 本市における事業の特徴としては,単にフッ化物洗口のみを取り入れるのではなく,市の総合的な保健指導の一環として行っていることである.フッ化物洗口については,いくつかの配慮がなされており,親に対して洗口によるメリット・デメリットに関する説明と希望に基づいて実施されているとともに,1%弱の希望しない児童・生徒は水のみでのうがいをするなど疎外感のないような配慮もなされている.もちろん,洗口は必ずうつむきの姿勢で行い,飲み込まないように徹底して,安全確保が図られている.歯科保健の分野では,このほかに咀嚼計を用いた咀嚼の指導や,咀嚼に適した姿勢確保のための椅子の高さの調整も行われている.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1170

印刷版ISSN:0368-5187

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