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文献詳細

雑誌文献

公衆衛生75巻9号

2011年09月発行

文献概要

特集 分権型社会における公衆衛生の課題―現場知と専門知の保証

指定都市における公衆衛生専門職の現場知と専門知について

著者: 中瀨克己12

所属機関: 1岡山市保健福祉局 2岡山市保健所

ページ範囲:P.690 - P.694

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 岡山市は,2年前に中核市から政令指定都市となった.“分権”という意味では県から別れ,中核市として独自に保健所を持ち15年,政令指定都市として2年の歴史である.また,政令指定都市移行に伴い,精神保健福祉センターと児童相談所も1か所ずつ設置した.これらで働く公衆衛生専門職の現場知,専門知を獲得する試みや仕組みをどのようにつくっているかについて,本稿にて紹介していきたい.

 まず,最も人数の多い保健師,そして岡山市の一つの特徴でもある食中毒対策における監視員,さらに少人数専門職である医師等について述べたい.

参考文献

1) 髙木由里:「ええとこ発見図」作成過程を通じたコミュニティーの再構築.保健師ジャーナル62(1):27-31,2006
2) 兒玉とも江,他:健康市民おかやま21(その2)―推進団体の活動分野の特徴.日本公衛誌56(10):408,2006
3) 中瀨克己,槌田浩明,他:症例対照研究(3);古典的調査方法では対応できない広域散発事例.食品衛生研究60(4):29-38,2010
4) 岩瀬俊秀,中瀨克己,松岡宏明,他:ソーシャルキャピタルと健康に関する調査.日本公衛誌56(10):238,2009
5) 厚生労働科学研究費補助金(新型インフルエンザ等新興・再興感染症研究事業):国際的な感染症情報の収集,分析,提供機能および我が国の感染症サーベイランスシステムの改善・強化に関する研究.研究主任/谷口清州(国立感染症研究所),分担研究STI(性感染症)サーベイランス戦略,平成22年度研究報告書,2011
6) 地域保健総合推進事業分担事業:県型保健所と比較した市型保健所の機能の検討分担事業.平成20年度研究報告書,2009

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1170

印刷版ISSN:0368-5187

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