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文献概要
沈思黙考
原発との共存か,脱原発か
著者: 林謙治1
所属機関: 1国立保健医療科学院
ページ範囲:P.732 - P.732
文献購入ページに移動電気量の供給は1日の総発電量と関係する他に,1日のうち使用量がピーク時に達したときの対応の問題がある.夏になると相当暑いので冷房を入れるが,冷房を入れると熱を室外に出すから外気温はますます上がり,結局冷房が止められないという悪循環を繰り返してきた.15%の削減を実行すればある程度悪循環が断ち切られるので,ひょっとして例年ほど暑くならずに何とか凌げるかも知れない.職場では「楽観的」と揶揄されている.民間の電力大口消費者にも15%規制がかかるそうだが,とりわけ製造業への影響は大きい.壮大な社会実験として観察してみたい.
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