文献詳細
文献概要
予防と臨床のはざまで
さんぽ会夏季セミナー2012
著者: 福田洋1
所属機関: 1順天堂大学医学部総合診療科
ページ範囲:P.920 - P.920
文献購入ページに移動初日は,「5年後の私」を思い描くグループワークを行った後,日々活躍中の3人の「先輩」から「産業保健職のキャリア経験談とアドバイス」についてお話しして頂きました.まず産業医である岡本隆史先生(東京ガス株式会社)の体験談は,一見バラバラに見える産業医大,麻酔科臨床,米国留学,専属産業医,現在の所属学会等のキャリアが,実は学生時代から現在まで大事にしている「走る」ということで緩やかに繋がっており,その時々の気づきやモチベーションの維持に役立ったという,まさに故スティーブ・ジョブズ氏(アップル社の共同設立者の一人)の“connecting the dots”を彷彿とさせる内容でした.次に,保健師である岡久ジュン氏(東海大学大学院健康科学研究科)からは,人生の岐路となる節目節目で,自分を導いてくれる人との出会いがあったというお話を「人脈わらしべ長者」という図解で説明され,軽快な語り口調のサクセスストーリーに参加者全員が引き込まれました.最後に管理栄養士である野口佐奈絵氏(同友会春日クリニック)からは,専門職としてのスキルアップのみならず,身だしなみやマナー,表情や話し方も非常に重要であるとの説明があり,その不断の努力の姿勢に多くの参加者が感銘を受けました.その後,宮川恵美子氏(東京都鉄二健保組合)から,看護職向けの専門・認定制度などの紹介がありました.
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