icon fsr

文献詳細

雑誌文献

公衆衛生76巻2号

2012年02月発行

文献概要

特集 セルフケアを支援する セルフケアの実際

②聴力低下,耳鳴り,めまい

著者: 小松崎篤12

所属機関: 1小松崎耳鼻咽喉科 2東京医科歯科大学

ページ範囲:P.114 - P.119

文献購入ページに移動
はじめに

 聴力低下,耳鳴り,めまい等の症状に対しての「セルフケア」を考える場合,これらの症状はどのように発症して,一般的な治療法,予後,対処法はどのようにしたらよいか,さらにこれらの症状で受診する場合,問診をより的確なものにして不必要な検査を避けるためには,どのようなことに注意すべきかについて述べる.なお,聴覚系の障害では,無難聴性耳鳴以外は難聴とともに耳鳴りが随伴することが多いため,聴力低下,耳鳴りを同時に取り上げたほうが実際的であり,以下,難聴,耳鳴りを同一に取り上げる.

参考文献

1) 立木孝,他:よくわかるオージオグラム.金原出版,2003
2) 神崎仁(編):聴覚CLIENT 21.中山書店,1999
3) 岡本牧人,他:突発性難聴の社会的問題.AUDIOLOGY JAPAN 53(6):682-686,2010
4) 佐藤宏昭:急性低音障害型感音難聴をめぐる諸問題,AUDIOLOGY JAPAN 53(4):241-250,2010
5) 真鍋敏毅:高齢者難聴と補聴器.AUDIOLOGY JAPAN 52(2):97-105,2009
6) 小松崎篤,他:眼球運動の神経学.医学書院,1985
7) 小松崎篤(編):めまい・平衡障害.CLIENT 21,中山書店,1999
8) Dix MR, Hallpike CS:The pathology, symptomatology and diagnosis of certain common disorders of the vestibular system. Ann Otol Rhinol Laryngol 61:987-1016, 1952
9) 小柏靖直,他:当院におけるめまい救急診療の現状と,効率的なめまい診療システムについて.日本耳鼻咽喉科学会会報112(10):697-704,2009
10) Epley JM:The canalith repositioning procedure;For treatment of benign paroxysmal positional vertigo. Otolaryngol Head Neck Surg 107:399-404, 1992
11) Lempert T, Tiel-Wil K:A positional maneuver for treatment of horizontal-canal benign positional vertigo. Laryngoscope 106:476-478, 1996

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1170

印刷版ISSN:0368-5187

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら