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予防と臨床のはざまで
第9回日本ヘルスプロモーション学会に参加して
著者: 福田洋1
所属機関: 1順天堂大学医学部総合診療科
ページ範囲:P.170 - P.170
文献購入ページに移動島内憲夫先生(順天堂大学スポーツ健康科学部教授)の特別講演では,震災後の現在,すべての国民が「生きること」の意味を痛切に考えさせられる状況になっており,人々が健康で幸せな人生を歩んでいくためには,ソーシャル・キャピタルやソーシャル・ネットワークとして説明されるような「社会的なつながり」がますます重要になっていること,とりわけ健康・医療ニーズに応えるヘルスボランティア活動が「共に生きる社会」「愛が溢れた社会」に極めて重要な意義を持つことが述べられました.一般口演でも震災関連の演題が多く見られ,私自身もボランティア医療従事者による被災者向けメール医療相談「Rescue311」の活動について概要報告を行いました.
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