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文献詳細

雑誌文献

公衆衛生76巻4号

2012年04月発行

文献概要

特集 地域医療の現状と将来展望

わが国のプライマリ・ケア体制

著者: 尾身茂1

所属機関: 1自治医科大学地域医療学センター公衆衛生学

ページ範囲:P.262 - P.266

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はじめに

 「総合医」の必要性が語られて久しい.最近は一般市民,報道関係者の間でも総合医についての議論が活発になってきている.今回の東日本大震災においても総合医が大いに活躍し,その重要性が再確認されるようになった.しかし,総合医が医療の現場で実際に定着しているかという点では,未だ道半ばと言わざるを得ない.

 本稿ではまず,①総合医がわが国で定着していない理由を議論した後に,②総合医の必要性について再考し(日本の人口動態から見て),最後に,③総合医確立のための必要な国民的合意,について考えてみたい.

参考文献

1) 島崎謙治:高齢社会における医療制度と政策.ジュリスト1389:38-46,2009
2) 長谷川敏彦:超高齢社会の新たな社会と医療.病院設備53(5)(302号):18-19,2011
3) 池上直己:医療問題 第4版.p151,日本経済新聞社出版,2010
4) 池田康夫:新たな専門医制度の確立に向けて.日本医事新報4553:43,2011

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1170

印刷版ISSN:0368-5187

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