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予防と臨床のはざまで
「さんぽ会」2月月例会「5年目を迎える特定保健指導」報告
著者: 福田洋1
所属機関: 1順天堂大学医学部総合診療科
ページ範囲:P.304 - P.304
文献購入ページに移動まず私から,国の制度改正の方向性と,今までの「さんぽ会」での議論の振り返りを説明しました.制度開始直後の2008年のアンケート調査からは,特定健診の課題として「XMLデータへの移行,被扶養者の受診率の低さ,制度自体の準備不足」,特定保健指導の課題として「保健指導スキルやマンパワーの不足,重症域の受診勧奨やがん・メンタルなどの困難事例への対応,積極的支援の継続率の低さ」を指摘しました.また,2010年秋のNPO日本健康教育士養成機構との合同シンポジウムでは,制度開始後のよかった点について「専門職のスキルアップに役立ち,健保組合へのデータ集積により,喫煙率や未受診の状況が可視化された」などの意見が出されました.このような議論を踏まえ,次に「やってよかったことと課題」と題して,保健指導実施機関や健保組合から5人の方に発表を頂きました.
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