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文献詳細

雑誌文献

公衆衛生76巻5号

2012年05月発行

文献概要

連載 「笑門来健」笑う門には健康来る!~笑いを生かした健康づくり・2

「笑い」はどうやって測定するの?―「笑い」の測定法について

著者: 大平哲也1

所属機関: 1大阪大学大学院医学系研究科社会環境医学講座公衆衛生学

ページ範囲:P.407 - P.411

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 笑いが健康に良いことが昔から経験的にわかっており,また近年,笑いと健康・疾病との関連についての研究が,数多く報告されるようになってきたことを前回概説しました.それでは,「笑い」そのものを測定することは可能なのでしょうか?

 古典的には,朝起きた時から,夜寝るまでの様子をビデオで観察し,その後ビデオを再生して笑った回数を数える,という地道な作業が行われたようです.しかしながら,日々仕事に追われるわれわれにとって,そのような作業のみに時間を費やすのは困難です(笑いの測定に1人あたり丸1日以上かかってしまいます!).そこで本稿では,「笑い」の測定方法について,どのような方法が開発されているのか,その現状と問題点を述べます.

参考文献

1) 松村雅史,他:笑い声の無拘束・長時間モニタリング―爆笑計.信学技報105:7-12, 2005
2) Kojitani Y, Matsumura M:Long-term monitoring system of laughing voice for relieving stress and promoting health―Laughometer. International Symposium on Biological and Physiological Engineering 1B4-1:80-83, 2008
3) Kimata H, et al:Assessment of laughter by diaphragm electromyogram. Eur J Clin Invest 39:78-79, 2009
4) Martin RA, et al:Situational humor response questionnaire;quantitative measure of sense of humor. J Pers Soc Psychol 47:145-155, 1984

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1170

印刷版ISSN:0368-5187

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