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特集 独居高齢者と健康
独居高齢者の閉じこもり―その要因と支援
著者: 古田加代子1
所属機関: 1愛知県立大学看護学部
ページ範囲:P.689 - P.692
文献購入ページに移動2010年に全人口に占める高齢者の割合が22.5%となり,超高齢化社会を迎えたわが国においては,高齢者の健康寿命を延ばし,介護を必要とする高齢者の増加に歯止めをかけることが,最も重要で喫緊の課題となっている.
高齢者の「閉じこもり」という概念は,1980年代に竹内1)によって,狭小化した屋内にこもり活動性が低下することで,寝たきりや認知症を生むとの問題性が指摘されたことをきっかけに注目を集めることになった.1990年代後半から研究が積み重ねられ,閉じこもり高齢者の実態が明らかになりつつあるが,独居高齢者に限った研究は多くはない.
本稿では独居閉じこもり高齢者の実態を中心に,閉じこもり高齢者への対応方法などを考えてみたい.
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