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文献詳細

雑誌文献

公衆衛生76巻9号

2012年09月発行

文献概要

視点

震災・原発事故と復興―福島県一保健所医師の視点から

著者: 金成由美子1

所属機関: 1福島県南会津保健福祉事務所(南会津保健所)

ページ範囲:P.672 - P.673

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はじめに

 平成23(2011)年3月11日の東日本大震災による全国の被害は,死者・行方不明者約1万9千人,家屋の全壊・半壊は約40万戸に上った.福島県内でも地震,津波による被害が甚大であったところに,東京電力原子力発電所事故の発生により被害は深刻化し,多くの県民が避難を余儀なくされ,原子力発電所から近い9町村が役場機能を県内外へ移転する状況となった.本年6月現在においても,約16万人を超える県民が県内外で避難生活を送っている.未だに先が見えない不安がある中ではあるが,本県としては,多くの方々の支援とご協力をいただきながら,復興・再生に向けて取り組んでいるところである.

 震災後1年を経過した今,改めて震災直後の保健所の活動状況を振り返り,一部分であるが紹介する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1170

印刷版ISSN:0368-5187

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