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文献詳細

雑誌文献

公衆衛生77巻10号

2013年10月発行

活動レポート

発展途上国と熊本の人材育成に関するネットワークづくり―国立病院機構熊本医療センターの取り組み

著者: 武本重毅12 杉和洋3 芳賀克夫24 河野文夫5

所属機関: 1国立病院機構熊本医療センター臨床検査科 2熊本大学大学院医学教育部臨床国際協力学分野 3国立病院機構熊本医療センター消化器内科部 4国立病院機構熊本医療センター臨床研究部 5国立病院機構熊本医療センター

ページ範囲:P.865 - P.868

文献概要

はじめに

 世界情勢が刻々と変化し,物,経済,情報などのグローバル化が進む中,そのバランスを保ち発展の鍵を握るのは人的資源である.国立病院機構熊本医療センターでは,1980年代半ばから始めた国際医療協力を通じ,特に医療分野において世界的な舞台で活躍できるような人物を育てる手伝いを続けてきた.その2本の柱が,25年前より本センターが行っている厚生労働省所管JICA(独立行政法人国際協力機構)集団研修,そして本センターが独自に始めた,本センターとタイのコンケン病院との国立病院レベルでの国際協力である.本センターがサポートしてきた世界各国からの研修員と,日本の地方都市熊本の国際交流を志す者との間でネットワークを形成し,力を合わせて感染症と闘い高齢化対策を考える時代がくるかもしれない.

参考文献

1) 武本重毅:発展途上国におけるレトロウイルス感染症の予防及び対策ならびに高齢者医療に関する専門家の育成.熊本医学会ニューズレター10:16-21,2012
2) 武本重毅:国際協力に必要な医療従事者のグローバル化.第19回ヘルスリサーチフォーラム講演録19:208-213,2013

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1170

印刷版ISSN:0368-5187

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