icon fsr

文献詳細

雑誌文献

公衆衛生77巻11号

2013年11月発行

文献概要

特集 院内感染対策

院内感染の起炎菌とその発生動向

著者: 八木哲也1

所属機関: 1名古屋大学医学部附属病院中央感染制御部

ページ範囲:P.878 - P.882

文献購入ページに移動
はじめに

 院内感染を引き起こす微生物にはさまざまなものがあるが,現在欧米を中心に抗菌薬治療が困難な多剤耐性菌の拡散に警鐘が鳴らされている.わが国でも今後そうした多剤耐性菌の増加が懸念される.本稿では,薬剤耐性菌サーベイランスの意義とそれに基づいた感染対策の概要を解説し,医療機関間および行政と医療機関間の連携のあり方についても述べたい.

参考文献

1) JANIS検査部門2012年年報.http://www.nih-janis.jp/report/open_report/2012/3/1/ken_Open_Report_201200.pdf
collected as part of the Tigecycline Evaluation and Surveillance Trial, 2004 to 2009. Clin Ther 34:101-112, 2012
. Emerg Infect Dis 17:1791-1798, 2011
4) Advice on Carbapenemase Producers:Recognition, infection control treatment. http://www.hpa.org.uk/webc/HPAwebFile/HPAweb_c/1294740725984
. MMWR Morb Mortal Wkly Rep 62:165-170, 2013
6) 厚生労働省:医療機関等における院内感染対策について.厚生労働省医政局指導課長通知,医政指発0617第1号,2011
7) Magiorakos AP, et al:Multidrug-resistant, extensively drug-resistant and pandrug-resistant bacteria:an international expert proposal for interim standard definitions for acquired resistance. Clin Microbiol Infect 18:268-281, 2012

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1170

印刷版ISSN:0368-5187

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら