icon fsr

文献詳細

雑誌文献

公衆衛生77巻11号

2013年11月発行

文献概要

フォーラム

医療観察法で処遇された者の社会復帰の現状―保健所のアンケート調査から

著者: 辻本哲士1 角野文彦2 村田浩3 中原由美4 椙本まどか2 黒橋真奈美2

所属機関: 1滋賀県立精神保健福祉センター 2滋賀県健康福祉部 3大牟田保養院 4福岡県嘉穂・鞍手保健福祉環境事務所

ページ範囲:P.931 - P.934

文献購入ページに移動
目的

 平成17(2005)年7月に「心神喪失等の状態で重大な他害行為を行った者の医療及び観察等に関する法律」(以下,医療観察法)が施行され,その中で病状の改善,行為の再発防止,社会復帰の促進が明確化された.地域精神保健の中核を担う保健所の役割は大きく,身近な医療福祉サービスを実施するための自治体の責任・関与が求められている.今回,法施行後,全国の保健所がかかわった医療観察対象者についてのアンケート結果を報告する.

参考文献

1) 小笠原基,他:通院治療―医療観察法と社会復帰.臨床精神医学38(5):667-672,2009
2) 和田久美子,他:医療観察法申し立て対象者225例の特性と処遇決定の現状.臨床精神医学37(4):415-423,2008
3) 安藤久美子,他:医療観察法制度の鑑定入院と専門的医療の適正化と向上に関する研究―指定通院医療機関モニタリング調査研究.平成23年度厚生労働科学研究費補助金(障害者対策総合研究事業(精神障害分野))統括・分担研究報告書,97-125,2012
4) 安藤久美子,他:医療観察法における処遇決定に関する要因の分析.司法精神医学4(1):13-22,2009
5) 厚生労働省.心神喪失等の状態で重大な他害行為を行った者の医療及び観察等に関する法律の施行状況についての検討結果について2012.http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/2r9852000002gk0i.html(平成25年9月24日アクセス可能)
6) 山上皓:精神障害と犯罪.精神医学36(8):786-797,1994

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1170

印刷版ISSN:0368-5187

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら