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文献詳細

雑誌文献

公衆衛生77巻12号

2013年12月発行

文献概要

連載 講座/健康で持続的な働き甲斐のある労働へ―新しい仕組みをつくろう・21

地域における労働者の安全と健康―地域保健と産業保健・職域保健の現状と課題

著者: 宮下和久1

所属機関: 1和歌山県立医科大学衛生学

ページ範囲:P.1011 - P.1014

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はじめに

 小零細企業に働く労働者の健康・安全が産業保健と地域保健のはざまにあって,手が届きにくいといった指摘がなされてから久しい.この間,小規模事業所の安全衛生推進者制度の導入,産業医共同選任制度,地域産業保健センター(推進センター)の設置,保健所等地域での健康事業の取り組みが行われてきた.本稿では,地域における職域保健の現状と課題,さらに今後の対策について考察したい.

参考文献

1) Aiba Y, et al:A longitudinal study on Raynaud's phenomenon in workers using an impact wrench. J Occup Health 54:96-102, 2012
2) 構健一:印刷事業場で発生した胆管がんの原因究明の状況.産業保健21 70:1-4, 2012
3) 和歌山産業保健推進センター:事業場の規模別にみた過重労働による健康障害防止対策の取組状況等に関する調査研究,2007
4) 宮下和久:だれがイニシアシブをとるべきか―地域に根ざした産業保健活動.産業医ジャーナル27(1), 67-68, 2004

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1170

印刷版ISSN:0368-5187

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