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[鼎談]大阪市の「西成特区構想」とわが国の結核対策の課題
著者: 古知新1 下内昭2 高鳥毛敏雄3
所属機関: 1元WHO本部結核・エイズ・マラリア対策部 2公益財団法人結核予防会結核研究所 3関西大学社会安全学部
ページ範囲:P.136 - P.142
文献購入ページに移動現在大阪市では新市長の下で,西成区問題の根本的な解決策として「西成特区構想」の検討が進められています.その中に結核問題も入りました.特区構想の有識者座談会を経て,2012年10月,その構想が公表されました.WHOで世界の結核対策を統括されていた古知新氏も,この構想に深い関心を寄せられ,現地に何回か足を運ばれています.現在,そのビジョンを具現化する作業が行われ,極めて重要な時期にあります.
そこで今回,古知新氏と,西成区の結核事情に詳しい下内昭氏をお招きし,特区構想で示された結核対策を成功に導くための課題について,具体的に語り合っていただくことにしました.
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