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文献詳細

雑誌文献

公衆衛生77巻3号

2013年03月発行

文献概要

特集 慢性腎臓病~CKD

患者会の立場から見たCKD対策の現状と課題

著者: 宮本髙宏1

所属機関: 1社団法人全国腎臓病協議会

ページ範囲:P.218 - P.222

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はじめに

 日本国内で末期腎不全により人工透析治療を受けている患者は,2011年末で304,592人になる(図1).

 筆者も,その30万人のうちの1人である.糸球体腎炎を原疾患として末期腎不全に至り,1982年9月から透析療法1)の1つである血液透析を続けている.筆者自身にとって,2012年9月に透析歴満30年を迎えられたことは感慨深く,この治療法が開発・臨床化されたこと,日々治療に携わっておられる医師をはじめとする医療関係者,より良い医療・医療技術の向上に努めておられる関係企業,関係機関・団体等々,多くの方々に感謝し,30万人を超える患者の治療と生活を支えていただいていることに,この誌面を借りて御礼申し上げます.

 本稿では表題に示す通り,腎臓病患者=当事者および当事者団体として,末期腎不全医療の現状と,現在国内で推進されている慢性腎臓病(Chronic Kidney Disease:以下,CKD)対策の現状と対策について考察する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1170

印刷版ISSN:0368-5187

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