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文献詳細

雑誌文献

公衆衛生77巻4号

2013年04月発行

文献概要

連載 「笑門来健」笑う門には健康来る!~笑いを生かした健康づくり・13

笑うと脳血流量が増加する?「笑い」と「脳機能」との関連について

著者: 大平哲也1

所属機関: 1福島県立医科大学放射線医学県民健康管理センター疫学部門

ページ範囲:P.327 - P.330

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 本連載において,笑いの頻度は年齢とともに減少し,笑いの頻度が少ない人ほど認知機能低下が見られる人が多く,さらに認知機能が低下するよりも先に笑いが少なくなることを報告しました1).では,実際に笑っている時は,脳のどの部分が働いているのでしょうか? さらに,作り笑いと本当の笑いとでは,脳の働きに違いがあるのでしょうか?

 近年,脳科学の進歩により,様々な機器によって脳機能が評価できるようになってきました.それにより,笑っている時の脳機能についても次第に明らかにされてきました.

参考文献

1) 大平哲也:「笑門来健」笑う門には健康来る! 笑いを生かした健康づくり8 笑って認知症予防?「笑い」と「認知症」との関連について.公衆衛生76:900-903, 2012
2) Iwase M, et al.:Neural substrates of human facial expression of pleasant emotion induced by comic films;a PET Study. NeuroImage 17:758-768, 2002
3) Goel V, et al. :The functional anatomy of humor;segregating cognitive and affective components. Nature Neuroscience 4:237-238, 2001
4) 山田英徳:微笑みと脳血流について.笑い学研究19:86-95, 2012
5) Azim E, et al.:Sex differences in brain activation elicited by humor. Proc Natl Acad Sci USA 102:16496-16501, 2005

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1170

印刷版ISSN:0368-5187

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