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文献詳細

雑誌文献

公衆衛生77巻7号

2013年07月発行

視点

大規模災害と公衆衛生

著者: 奥村順子12

所属機関: 1長崎大学熱帯医学研究所国際保健学分野 2NPO災害人道医療支援会

ページ範囲:P.514 - P.515

文献概要

 世界保健機関(World Health Organization)の定義1)によれば,公衆衛生とは,その実施者が官・民のいずれであるかにかかわらず,コミュニティーや集団を対象に人々の疾病を予防し,健康を推進し,寿命を延ばすことを目的とする組織化された手段を指す(筆者訳).本稿では,地震,津波,暴風雨,洪水,火山噴火などの自然災害に起因する大規模災害時の公衆衛生活動について筆者の視点を述べる.紛争やHuman Errorによる化学災害,放射線災害などは,対象外である旨,了解されたい.

参考文献

1) World Health Organization:Glossary of globalization, trade and health terms(http://www.who.int/trade/glossary/story076/en/index.html)
2) Perrin P:H.E.L.P. Public health course in the management of humanitarian aid. ICRC, Geneva, 2001

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1170

印刷版ISSN:0368-5187

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