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文献詳細

雑誌文献

公衆衛生77巻7号

2013年07月発行

連載 公衆衛生Up-To-Date・7

[国立長寿医療研究センター発信:その1]

災害時の新たな課題―「防げたはずの生活機能低下」予防―そのターゲットとしての生活不活発病

著者: 大川弥生1

所属機関: 1国立長寿医療研究センター

ページ範囲:P.580 - P.585

文献概要

はじめに

 東日本大震災後,はや2年が経過したが,被災地には多くの課題が残されている.また非被災地にも今後の災害時対応の見直しの課題がある.その中で「防げたはずの生活機能低下予防」を明確に位置付ける必要がある.

 本稿ではこの問題と,高齢者におけるその主な原因である「生活不活発病」,そして「要援護者」に代わる新しい概念である「特別な配慮が必要な人」についてご紹介したい.

参考文献

1) 大川弥生:生活機能とは何か―ICF―国際生活機能分類の理解と活用.東京大学出版会,2007
2) 大川弥生:「よくする介護」を実践するためのICFの理解と活用―目標指向的介護に立って.中央法規出版,2009
3) 大川弥生:新しいリハビリテーション―人間「復権」への挑戦.講談社,2004
4) 大川弥生:「動かない」と人は病む―生活不活発病とは何か.講談社,2013
5) 障害保健福祉研究情報システム:災害時の高齢者・障害のある方への支援. http://www.dinf.ne.jp/doc/japanese/resource/bf/saigaiji_shien.html
6) 中央防災会議「地方都市等における地震防災のあり方に関する専門調査会」:地方都市等における地震防災のあり方に関する専門調査会報告書.平成24年3月

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1170

印刷版ISSN:0368-5187

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