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文献詳細

雑誌文献

公衆衛生77巻9号

2013年09月発行

文献概要

特別寄稿

未来図を描く公衆衛生活動in陸前高田②―復興中長期に不可欠な人「財」育成とポピュレーションアプローチ脳

著者: 佐々木亮平1 岩室紳也2

所属機関: 1岩手医科大学 いわて東北メディカル・メガバンク機構 臨床研究・疫学研究部門 2公益社団法人地域医療振興協会ヘルスプロモーション研究センター

ページ範囲:P.745 - P.749

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人財育成という命題

 読者の皆さんは,自身が公衆衛生にかかわる専門職の1人として一人前と意識できるようになったのはいつ頃だったか,覚えておられるだろうか.入職後3年目だったのか5年目だったのか.公衆衛生分野にかかわらず,1人の社会人として自立し行動ができるようになるには,ある一定の時間が必要であったはずである.しかもそれはベテランがいて,中堅がいて,新人がいるという当たり前の環境の中にいた場合である.

 東日本大震災から2年4か月が経ち,ようやく3回目の夏を迎えている陸前高田市(以下,被災地もしくは現地)では,改めて,質も兼ね備えた,なくてはならないという意味合いでの人「財」育成=人づくり,には時間が必要であることを認識させられている.

参考文献

1) 陸前高田市新市街地の造成後のイメージ映像 http://www.city.rikuzentakata.iwate.jp/kategorie/fukkou/shinshigaiti3d/shinshigaiti3d.html

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1170

印刷版ISSN:0368-5187

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