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文献詳細

雑誌文献

公衆衛生77巻9号

2013年09月発行

文献概要

連載 公衆衛生Up-To-Date・9 [国立健康・栄養研究所発信:その1]

健康食品の国際比較

著者: 千葉剛1 梅垣敬三2

所属機関: 1独立行政法人国立健康・栄養研究所情報センター健康食品情報研究室 2独立行政法人国立健康・栄養研究所情報センター

ページ範囲:P.772 - P.775

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はじめに

 健康志向の高まりにつれて,消費者が自己判断で選択して経口摂取する製品が注目されている.そのような製品は「健康食品」と呼ばれており,特定保健用食品,サプリメント,栄養補助食品,自然食品など,多様な名称と形状の製品がある.食品に医薬品のような機能や効能効果を表示すると,消費者が病気の治療に利用して適切な医療を受ける機会を逃してしまう.そこで「健康食品」には,医薬品との誤認・混同を避けるとともに,健康の保持増進に活用できるようにするための表示規制がある(表1).健康効果が期待できる製品に対する表示の取り組みは,国際的にも進んでおり,食品に対する健康効果の表示について,日本と海外の制度の状況について紹介する.

参考文献

1) 細谷憲政,他(監修),財団法人日本健康・栄養食品協会(編):食品保健の化学.丸善出版,2010
2) 消費者庁:「食品の機能性評価モデル事業」の結果報告(平成24年4月) http://www.caa.go.jp/foods/pdf/syokuhin915.pdf
3) CODEX International Food Standards. http://www.codexalimentarius.org/
4) 「健康食品」の安全性・有効性情報サイト. https://hfnet.nih.go.jp/

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1170

印刷版ISSN:0368-5187

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