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特集 予防接種
予防接種と公衆衛生
著者: 岡部信彦1
所属機関: 1川崎市健康安全研究所
ページ範囲:P.70 - P.74
文献購入ページに移動予防接種とはあらかじめヒト(あるいは動物など)に免疫(immunity)をつけ,感染症から防ぐ行為をいい,その時に用いるいわばツールが「ワクチン(vaccine)」という医薬品である.「ワクチンで予防接種を行う」ということであるが,実際には「ワクチンを受ける」,「予防接種を受ける」は同じように使われる.英語もimmunization, vaccinationは同じように使用されている.イギリスの医学者Edward Jennerが,牛痘(cowpox:ラテン語でvaccinia.vaccaは雌牛cowのこと)からヒトの天然痘を予防することが可能であることを証明したことが予防接種の始まりであるとされているが,ここからvaccineという言葉が始まっている.
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