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文献詳細

雑誌文献

公衆衛生78巻2号

2014年02月発行

文献概要

特集 予防接種

予防接種と公衆衛生

著者: 岡部信彦1

所属機関: 1川崎市健康安全研究所

ページ範囲:P.70 - P.74

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予防接種・ワクチンのはじまり

 予防接種とはあらかじめヒト(あるいは動物など)に免疫(immunity)をつけ,感染症から防ぐ行為をいい,その時に用いるいわばツールが「ワクチン(vaccine)」という医薬品である.「ワクチンで予防接種を行う」ということであるが,実際には「ワクチンを受ける」,「予防接種を受ける」は同じように使われる.英語もimmunization, vaccinationは同じように使用されている.イギリスの医学者Edward Jennerが,牛痘(cowpox:ラテン語でvaccinia.vaccaは雌牛cowのこと)からヒトの天然痘を予防することが可能であることを証明したことが予防接種の始まりであるとされているが,ここからvaccineという言葉が始まっている.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1170

印刷版ISSN:0368-5187

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