公衆衛生78巻3号

2014年03月発行

連載 「笑門来健」笑う門には健康来る！～笑いを生かした健康づくり・20【最終回】

笑いは増やすことができるのか？日常生活で笑いを増やす方法とは？

著者： 大平哲也¹

所属機関： ¹福島県立医科大学医学部疫学講座

ページ範囲：P.204 - P.207

文献概要

　笑うことが健康によいということは，誰でも経験的には感じていることですし，本連載においても笑いと健康との関連について多くの研究を紹介してきました．一方，笑いは健康に良いことは理解していても，実際に笑いを増やすためにはどうしたらよいのかということが問題となります．では，日常生活において笑いを増やすためには具体的にどうしたらよいのでしょうか？

参考文献

1) 大平哲也：「笑門来健」笑う門には健康来る！～笑いを生かした健康づくり　笑うとがんが予防できる？　「笑い」と「免疫」との関連について．公衆衛生76(9):731-734, 2012

2) 大平哲也：「笑門来健」笑う門には健康来る！―笑いを生かした健康づくり．笑って認知症予防？「笑い」と「認知症」との関連について．公衆衛生76(11):900-903, 2012

3) 大平哲也：「笑門来健」笑う門には健康来る！―笑いを生かした健康づくり．地域における笑いと健康づくり．公衆衛生77(12):1015-1018, 2013

4) Goodenough B, et al. :Study protocol for a randomized controlled trial of humor therapy in residential care:the Sydney Multisite Intervention of LaughterBosses and ElderClowns(SMILE). Int Psychogeriatr 24:2037-2044, 2012

5) Low LF, et al.:The Sydney Multisite Intervention of LaughterBosses and ElderClowns(SMILE)study:cluster randomised trial of humour therapy in nursing homes. BMJ Open 3:e002072, 2013

6) Chenoweth L, et al. :Something to SMILE About:Potential Benefits to Staff from Humor Therapy with Nursing Home Residents. J Gerontol Nurs 8:1-6, 2013

7) Brodaty H, et al. :Successful Ingredients in the SMILE Study:Resident, Staff, and Management Factors Influence the Effects of Humor Therapy in Residential Aged Care. Am J Geriatr Psychiatry in press, 2013