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特集 発達障害
発達障害者支援センターの取り組み
著者: 阿佐野智昭1
所属機関: 1社会福祉法人青い鳥 川崎市発達相談支援センター
ページ範囲:P.382 - P.386
文献購入ページに移動平成14(2002)年に,「自閉症・発達障害支援センター」が全国で12か所開設されてから12年の歳月が過ぎた.平成17(2005)年には発達障害者支援法が施行され,発達障害者支援センターが全国の都道府県・政令指定都市(以下,政令市)に設置されることとなった.各センターにおいては,それぞれの地域ニーズに沿った多様な取り組みを展開しており,現在80を超えるセンターが「発達障害者支援センター全国連絡協議会」に登録されている.
発達障害者支援センターの機能は,主に直接的支援と間接的支援に分けられる.直接的支援は,個別で行われる相談支援や就労支援などの支援と集団で行われるペアレントトレーニングなどの支援で構成される.一方,間接的支援は,地域ニーズのアセスメントを行い,当該地域の計画的な発達障害児者支援体制の構築を目的としている.それらを通じて,発達障害児者に対する専門性・広域性のある支援を行う地域の拠点として発達障害者支援センターは位置づけられている1).
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