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文献詳細

雑誌文献

公衆衛生78巻6号

2014年06月発行

文献概要

特集 発達障害

発達障害者支援センターの取り組み

著者: 阿佐野智昭1

所属機関: 1社会福祉法人青い鳥 川崎市発達相談支援センター

ページ範囲:P.382 - P.386

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発達障害者支援センターとは

 平成14(2002)年に,「自閉症・発達障害支援センター」が全国で12か所開設されてから12年の歳月が過ぎた.平成17(2005)年には発達障害者支援法が施行され,発達障害者支援センターが全国の都道府県・政令指定都市(以下,政令市)に設置されることとなった.各センターにおいては,それぞれの地域ニーズに沿った多様な取り組みを展開しており,現在80を超えるセンターが「発達障害者支援センター全国連絡協議会」に登録されている.

 発達障害者支援センターの機能は,主に直接的支援と間接的支援に分けられる.直接的支援は,個別で行われる相談支援や就労支援などの支援と集団で行われるペアレントトレーニングなどの支援で構成される.一方,間接的支援は,地域ニーズのアセスメントを行い,当該地域の計画的な発達障害児者支援体制の構築を目的としている.それらを通じて,発達障害児者に対する専門性・広域性のある支援を行う地域の拠点として発達障害者支援センターは位置づけられている1)

参考文献

1)市川宏伸,他:発達障害者支援センター等の相談・支援,機関連携及び人材の育成等の業務に関する調査について.厚生労働省・平成24年度障害者総合福祉推進事業・発達障害者支援センター運営マニュアル.一般社団法人日本発達障害ネットワーク,2013
2)厚生労働省:障害者の地域生活の推進に関する検討会資料 http://www.mhlw.go.jp/file/05-Shingikai-12201000-Shakaiengokyokushougaihokenfukushibu-Kikakuka/0000022989.pdf

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1170

印刷版ISSN:0368-5187

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