icon fsr

文献詳細

雑誌文献

公衆衛生78巻7号

2014年07月発行

文献概要

特集 行為への依存症―スマホ・ネット・ギャンブル

フリーアクセス

著者:

所属機関:

ページ範囲:P.445 - P.445

文献購入ページに移動
 従来,アルコール依存症,ニコチン依存症,薬物(麻薬・覚せい剤・大麻・睡眠薬・有機溶剤など)依存症などが依存症として取り扱われてきました.これらは化学物質への依存症ですが,近年,物質ではなく,行為への依存が依存症として取り扱われるようになり,精神医学において診断および治療の対象となってきています.

 行為への依存を起こしている代表的な依存症としては,ギャンブル依存症があり,DSM-Ⅳに掲載されています.また,専門家がインターネット依存症やオンラインゲーム依存症をDSM-Ⅴに掲載するように推奨しているという情報もあります.DSMに掲載の有無にかかわらず,これら3種の依存症は既に臨床的に診断・治療の対象となっています.さらに,行為への依存としては,借金依存症,買い物依存症,性依存症なども臨床的に取り上げられているようです.また,行為への依存とは異なる特定の人間関係への依存である共依存症の存在も指摘されています.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1170

印刷版ISSN:0368-5187

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら