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特集 行為への依存症―スマホ・ネット・ギャンブル
つながり依存としてのネット依存―社会心理的な背景から現状を考える
著者: 土井隆義1
所属機関: 1筑波大学人文社会系
ページ範囲:P.479 - P.483
文献購入ページに移動厚生労働省の補助金を受けた研究グループ(代表・大井田隆日本大学教授)の推計によると,現在,インターネットへの依存度が高い中高生は全国におよそ52万人いるという.その6割には睡眠の質に問題があり,また2割には寝つきの悪い傾向も見受けられたと報告されている.
もっとも,ネット依存と一口にいっても,その様態はさまざまである.オンラインゲームや動画など,ネット上に溢れる多様なコンテンツの魅力にはまる場合もあれば,メールやSNS(social networking service)などを介した他者との交流にのめり込む場合もある.コンテンツ依存とつながり依存では背景が異なるから,その対処法も違ったものになるだろう.
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