文献詳細
文献概要
予防と臨床のはざまで
発病,発症,それがどうした
著者: 福田洋1
所属機関: 1順天堂大学医学部総合診療科
ページ範囲:P.346 - P.346
文献購入ページに移動後半は,2014年度の締めくくりということで,父(福田勝洋,久留米大学医学部名誉教授)を北海道から講師に招き,疫学用語の用法の考察について特別講義をしてもらいました.専門職は,日々の業務で様々な専門用語を使っています.特に,患者や社員の病気や健康状態に関わる疫学用語については,特に意識しなくても頻用していると思います.例えば,特定健診・保健指導分野では,受診率,継続率,中断率,実施率,メタボ脱却率など,○○率の百花繚乱ですが,分子と分母を正しく把握している人がどれぐらいいるでしょうか.実際に,学会やシンポジウムなどの議論でも,用語の定義がしっかりしていないために,議論が噛み合わないということもよく経験します.
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