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文献詳細

雑誌文献

公衆衛生79巻7号

2015年07月発行

文献概要

視点

今こそ,ヘルスプロモーションの実践を

著者: 藤内修二1

所属機関: 1大分県福祉保健部参事監兼健康対策課

ページ範囲:P.434 - P.435

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わが国におけるヘルスプロモーションの実践
 1986年,オタワで開催された世界保健機関の国際会議で,新たな公衆衛生戦略として,ヘルスプロモーションが提唱された.それから14年の歳月を経た,2000年,ヘルスプロモーションの理念が初めてわが国の健康政策に本格的に採用され,健康日本21が策定された.
 2011年10月に公表された健康日本21の最終評価報告書によれば,9分野の全指標80項目のうち,重複する21項目を除く59項目中,目標値に達した項目は10項目(16.9%)にとどまり,目標値に達していないものの,改善傾向にある25項目(42.4%)を加えても,改善した項目が6割に満たないという厳しい結果だった1)

参考文献

1)健康日本21評価作業チーム:「健康日本21」最終評価.2011
2)島内憲夫(訳):ヘルスプロモーション—WHO:オタワ憲章—.垣内出版,1990
3)藤内修二:ヘルスプロモーションの理念と個別健康教育.保健婦雑誌57(3):170-176, 2001
4)厚生労働省:国民の健康の増進の総合的な推進を図るための基本的な方針.2012
5)地域保健対策検討会:地域保健対策検討会報告書〜今後の地域保健対策のあり方について〜.2012
6)藤内修二:住民組織活動を通じたソーシャル・キャピタル醸成・活用の現状と課題.平成25年度健康安全・危機管理対策総合研究事業報告書,2014
7)藤内修二:住民組織活動を通じたソーシャル・キャピタル醸成・活用にかかる手引き.平成26年度健康安全・危機管理対策総合研究事業報告書,2015

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1170

印刷版ISSN:0368-5187

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